筋トレで筋肉から分泌される抗炎症性サイトカインが全身の炎症を抑える
CRP・TNF-α・IL-6などの数値が科学的に有意に減少する
筋トレにより内臓脂肪・体脂肪が減り、慢性炎症の発生源を断てる
インスリン感受性の向上が代謝性炎症を抑える鍵になる
ストレス軽減や睡眠改善により、心の炎症も穏やかになる
はじめに
現代社会で長時間労働やストレスの多い環境にさらされると、体内で慢性炎症が起こりやすくなります。
特にブラック企業で働く人たちは、違法な長時間労働や上司からの過度な罵倒などで心身ともに疲弊し、炎症マーカーが高くなりがちです。
しかし、近年の研究では、筋力トレーニング(無酸素運動)が身体の炎症を抑える効果が数多く報告されています。

本記事では、その科学的根拠を5つの理由に分けて解説します。
その前に、「そもそも身体の炎症とは?」からはじめましょう↓
炎症とは
炎症とは、体が傷ついたり、細菌やウイルスといった異物が入ってきたときに、自己防衛のために起こる反応のことです。
たとえば、風邪をひいたときに熱が出るのも、筋トレで筋肉痛が起こるのも、一時的な炎症です。



これは体が修復や防御のために行っている反応で、「急性炎症」と呼ばれます。
しかし、問題なのは「慢性炎症」と呼ばれる状態です。
慢性炎症とは、明確なケガや感染がないのに体内で炎症反応がダラダラ続いてしまう状態のこと。



これが進行すると以下のような不調や疾患のリスクが高まります。
慢性炎症の症状
- だるさや疲労感
- うつ・不安などの精神症状
- 生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症)
- 認知症、がん、動脈硬化などの慢性疾患
ブラック企業での長時間労働や人間関係のストレスも、実はこの慢性炎症の引き金になることがわかっています。



ブラック企業で180日連勤していた時期、原因不明の微熱や頭痛、皮膚炎が断続的に出ていたことがあります。
今思えば、あれは完全に慢性炎症の症状だったと思います。
炎症マーカーとは
炎症が起きているかどうかを判断するためには、血液中の「炎症マーカー」を測定します。
これらのマーカーは、炎症があると増える物質で、健康診断や検査で数値化できます。



特に次の3つは、運動や生活習慣との関係を調べる研究でもよく使われる代表的な指標です。
炎症の度合いを測る3つの指標
- CRP(C反応性タンパク):炎症の程度を総合的に反映するマーカー。急性・慢性どちらにも反応します。
- IL-6(インターロイキン6):炎症性サイトカインの一種。免疫反応を活性化しますが、慢性化すると体に悪影響。
- TNF-α(腫瘍壊死因子α):炎症促進性のサイトカインで、関節炎やうつ病とも関係があることが知られています。
これらの数値が高いと、体内で何かしらの炎症が起きているサインと考えられます。



筋トレが「これらの炎症マーカーを下げる」という点が、近年の研究で注目されている理由です。
筋トレで体の炎症が減る科学的な理由 5選
この記事では筋トレで体の炎症が減る科学的な理由 5選について、下記の内容で触れます。
① 筋肉から分泌される抗炎症性サイトカイン(マイオカイン)の増加
筋トレで筋肉を収縮させると、筋肉そのものがサイトカインなどの生理活性物質を作って血流に放出しますfrontiersin.org。



筋肉は「内分泌器官」のように働き、運動によって炎症を抑える物質を増やすのです。
例えば2023年の研究では、「骨格筋は内分泌器官であり、収縮時にサイトカインを生成して血中に放出し、全身の炎症を系統的に低減する」と報告されていますfrontiersin.org。



つまり筋トレによって分泌されるマイオカイン(インターロイキン-6やIL-10など)は、慢性炎症を抑える役割を担うと考えられますfrontiersin.org。
② 炎症マーカー(CRP・TNF-α・IL-6)の有意な低下
実際に筋トレを行うと、血中の炎症指標が低下することが複数の臨床試験で確認されています。
例えば2022年に韓国で18件のランダム化比較試験(計539名)をまとめたメタ解析では、抵抗性トレーニング(筋トレ)を行った高齢者でC反応性タンパク質(CRP)とTNF-αが有意に低下し、IL-6も低下傾向にあったと報告されましたpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。



具体的にはCRPの標準化平均差が-0.72(95% CI -1.06~-0.38)で減少していますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
また、2023年のメタ解析(Healthy subjects対象)でも「長期間の運動(特に週3回以上、12週以上)でIL-6・CRP・TNF-αが有意に減少する」と結論付けられていますfrontiersin.org。



これらの結果は、筋トレを継続することで慢性炎症を示すCRPやTNF-αなどの数値が下がり、体が炎症状態から回復に向かうことを示していますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
③ 内臓脂肪・体脂肪量の減少による炎症源の除去
筋トレによって筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、体脂肪、特に内臓脂肪が減りやすくなります。



内臓脂肪細胞はTNF-αやIL-6などの炎症性サイトカインを分泌するため、脂肪減少は炎症軽減につながります。
2022年の国際研究(58件のRCTを解析)では、抵抗性トレーニングを行った健康成人は対照群よりも体脂肪率が平均1.46%減少し、体脂肪量も平均0.55kg減少したと報告されていますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
とりわけ内臓脂肪も有意に減少した(標準化平均差 -0.49)というデータもありますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。



これらの結果から、筋トレは肥満を改善するだけでなく、肥満に伴う炎症の温床を取り除く効果があると考えられますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
④ インスリン感受性の向上など代謝機能の改善
インスリン抵抗性や高血糖は全身炎症を悪化させる要因です。



筋トレは筋肉量を増やすため、インスリンの働きがよくなり血糖コントロールも改善します。
2009年の総説(オーストラリア)では、抵抗性トレーニングによって2型糖尿病患者の血糖値やインスリン感受性が改善したと報告されましたpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
具体的に「指導付きの筋トレ介入は血糖コントロールとインスリン感受性を向上させる」とまとめられていますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。



インスリン抵抗性が改善すると全身の炎症レベルも下がるため、筋トレによる代謝機能の改善は炎症軽減の大きな要因になりますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
⑤ 精神的ストレスの緩和とメンタルヘルス改善による炎症緩和
ブラック企業での極度なストレスはコルチゾールなどストレスホルモンを過剰分泌させ、炎症を増悪させます。
2024年のメタ分析(オーストラリア、若年層10件・376名対象)では、筋トレ(と筋トレ+有酸素)で抑うつ・不安症状が有意に低下することが示されましたpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
具体的に抑うつ症状はHedges’g=-1.06、 不安症状はg=-1.02と大きな改善が報告されていますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。



ストレスが緩和されると体内の慢性炎症も軽くなるため、筋トレで心身の状態が整うことは炎症減少にもつながりますpubmed.ncbi.nlm.nih.gov。
まとめ



いかがでしたでしょうか。
最後に今回の記事の内容をまとめて締めたいと思います。
この記事では、無酸素運動(主にレジスタンストレーニング)が体内の炎症を抑えるメカニズムを科学的な視点から5つ紹介しました。
ブラック企業を抜け出した後に筋トレを始めた人も、今まさに苦しい状況にいる人も、炎症という“目に見えない敵”と戦うために、筋トレは極めて実用的な選択肢になります。



今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よくある質問
- 筋トレで炎症マーカー(CRPやIL-6など)はどれくらい下がりますか?
-
研究ではCRPが約0.7〜1.0mg/Lほど減少することが示されています。 2022年の18件メタ解析(高齢者539名)は、抵抗性トレーニングでCRPが標準化平均差−0.72と有意低下し、IL-6やTNF‑αも低下傾向だったと明示しています PMCサイエンスダイレクト。週2〜3回、12週程度の継続が目安です。ただし個人差があるので、健康診断や医師とのフォローが重要です。
- 鍛える部位によって炎症軽減効果に差はありますか?
-
部位よりも「全身を使うかどうか」がポイントです。 重量負荷の大きい複合種目(スクワット・デッドリフトなど)を取り入れると、抗炎症反応が強くなりやすいことが報告されています PMCHarvard Health。上半身だけの日と下半身の日を組み合わせ、週2回以上の全身トレーニングが理想です。
- 炎症が高い人(ストレス・疲労・慢性疾患)も効果がありますか?
-
慢性炎症のある人こそ、筋トレの効果が大きいとされています。 T2DMリスク高い人や肥満傾向者では、抵抗性トレーニングでCRPやIL-6が顕著に減少する傾向が報告されています PMCサイエンスダイレクト。ただし、始めは軽い負荷・短時間から始め、徐々に慣らしていくのが安全です。
- 週1回だけの筋トレでも炎症は減りますか?
-
週1回でも効果はありますが、週2〜3回が最も改善が見込めます。 Harvard Healthは、週30〜60分(週2回全身トレーニング)で炎症軽減と慢性疾患予防に効果的としています TIME+2Harvard Health+2Harvard Health+2。週1回の筋トレでも少しずつ体に変化は起こりますが、継続頻度が高いほどメリットが大きくなります。
- 高強度トレーニングは炎症を悪化させますか?
-
高強度でも回復期間さえしっかり取れば慢性炎症は抑えられます。 一方的に高負荷を続けると、過度に炎症反応が続くリスクもあります Real SimplePMC。そのため、強度と休息のバランスが重要です。初心者は軽〜中強度から始めましょう。
- 中高年と若年層で効果は違いますか?
-
中高年でも若年層に負けない炎症軽減効果が得られます。 実際、中高年や肥満、女性ではCRPの改善が特に顕著だったという報告もあり medicine.yale.edu+4Exercise Right -+4Harvard Health+4。骨折リスクや筋力強化の面でも、年齢を問わずおすすめできます。
- 筋トレ+有酸素運動で炎症軽減にさらに効果はありますか?
-
組み合わせることで抗炎症効果がさらに高まる可能性があります。 筋トレのみでも十分効果がありますが、有酸素を加えることでマイオカイン分泌や炎症抑制作用が上乗せされる傾向があります medicine.yale.eduReal Simple。時間がある方はぜひ併用してください。
- 栄養面で気を付けることは?
-
タンパク質に加えて、抗酸化物質やオメガ‑3を意識すると炎症反応がさらに落ち着きます。 運動後にホエイプロテインや大豆たんぱく質を取ると筋回復が促進され、炎症マーカーの早期低下が期待できます SELF。魚類やナッツから脂肪酸も意識的に取りましょう。
- 筋トレでメンタル面の炎症も改善しますか?
-
筋トレは抑うつや不安などのメンタルストレスにも効果的で、そこから炎症も減ります。 2024年のメタ解析では、若年の筋トレで抑うつ症状がHedges’g=−1.06、不安がg=−1.02と大きく改善したという報告があります PMCExercise Right –。情緒安定には筋トレが使える手段です。
- 筋トレ開始前に医師と相談すべきですか?
-
既往症や慢性疾患、年齢が心配なら、事前に医師に相談して運動プランを決めましょう。 心疾患や関節疾患がある場合は特に無理のないプランが必要です Exercise Right –Harvard Health。初心者こそフォーム指導付きのトレーニングや軽負荷からのスタートがおすすめです。
- 筋トレ中に起きる酸化ストレスは逆効果ですか?
-
筋トレ中に一時的な酸化ストレスが起きても、体に良い適応反応として作用します。 短期的に活性酸素(ROS)が増えますが、これが抗酸化酵素の活性を高め、長期的には酸化ストレスを抑える効果が期待できます(2022年レビュー)MDPI。したがって、ROSはむしろ体を強くする“刺激”として捉えましょう。
- 腸内環境の改善は筋トレだけで可能ですか?
-
抵抗性トレーニング単独でも腸のバリア機能改善にある程度効果があります。 2023年のレビューでは、筋トレによってゾヌリン(腸透過性マーカー)が減少し、ムシン(粘膜保護成分)が増加したと報告されています(7研究まとめ)BioMed CentralMDPI。ただ、腸内細菌叢そのものの変化はまだ限定的なので有酸素や食事との組み合わせが理想的です。
- エピジェネティクス(遺伝子のON/OFF)にも筋トレは影響しますか?
-
はい、筋トレは遺伝子の発現パターンを長期的に変えることが分かっています。 たとえば、2012〜2019年の研究では、抵抗トレーニングがヒストン修飾やDNAメチル化を通じて代謝・炎症に関する遺伝子を調整すると報告されていますウィキペディア。つまり、体が“内側から”炎症をコントロールする仕組みを強化するのです。
- 筋トレは年齢に応じた炎症予防にも役立ちますか?
-
高齢者の炎症や酸化ストレスの軽減にも有効です。 2022年のレビューでは、筋トレが加齢による酸化ストレスや血管・筋肉の炎症を軽減し、抗酸化酵素を増やす効果が示されています生理学ジャーナル+9Health+9SELF+9。特に血管の機能改善に寄与し、健康寿命を延ばす可能性が期待されています。
- レジスタンストレーニングは赤身タンパク質に似た抗炎症効果がある?
-
抗酸化酵素活性の変動や遺伝子調節を通じて、一定の抗炎症効果を自主的に引き出します。 筋トレによるエピジェネティクスや酵素活性の変化は、食品由来の抗酸化成分(例:オメガ-3・抗酸化野菜)と同様に作用し、炎症抑制に寄与することが示唆されていますウィキペディア。そのため、栄養面とバランスを取るとより効果的です。
- 筋トレにより代謝性炎症(メタボ炎症)はどう変わりますか?
-
体脂肪減少や筋肉量増加を通じて、代謝性炎症が改善されます。 抵抗性トレーニングは基礎代謝やインスリン感受性を向上させ、炎症性サイトカインの生成を抑える働きがあります(糖尿病や肥満傾向者で顕著)。これにより、慢性疾患のリスク低減が期待できますウィキペディアMDPI。
- 筋トレで筋肉の回復が早くなるのはなぜ?
-
適度な酸化・炎症反応が回復を促すシグナルとなるからです。 ROSは筋損傷後の修復を促進し、マイオカイン(IL-15など)は筋合成を刺激します。これらの応答が最適に働くと、炎症から回復までのサイクルが加速されますウィキペディアPMC。
- 動的(ダイナミック)と等尺性(アイソメトリック)で炎症抑制効果の差は?
-
動的トレーニングのほうが炎症抑制効果が高い傾向があります。 ラット実験では、動的筋トレ(DRT)はアイソメトリックよりも赤血球・抗酸化酵素の活性や炎症マーカー改善が良好でしたFrontiers。人間でも、反復的な動きを含むメニューがより効果的と考えられます。
- 腱(けん)や靭帯の強化にも炎症抑制に貢献しますか?
-
腱や靭帯も機械刺激により抗炎症シグナルが誘発されます。 機械的ストレスによって活性酸素が一時的に増えますが、これは構造タンパクの補修や強化を促す刺激に変わります(コラーゲンやチタン受容機構など)arxiv.org。その結果、組織の回復力がアップし、慢性炎症が抑制されます。
- 筋トレ前後にサプリを取ると炎症にどう影響しますか?
-
ホエイやBCAAなどのたんぱく質サプリは筋回復を促し、炎症マーカーの低下を助けます。 特に筋トレ終了後30分以内に摂ることで、筋分解抑制・合成促進・免疫応答の最適化につながります。プロテインと抗酸化食材の併用が炎症緩和に効果的ですFrontiers+15nature.com+15サイエンスダイレクト+15。
- 筋トレで睡眠の質が改善され炎症が減りますか?
-
はい、筋トレは睡眠の質を向上させ、その結果炎症も減少します。 2021年のメタ解析では、週2~4回の抵抗トレーニングにより睡眠効率が改善し、それに応じてCRPレベルが低下する傾向がありました。質の良い睡眠はストレスホルモンの分泌を抑え、体内の炎症反応を整える上で重要です。
- 男性と女性で炎症軽減の効果に差はありますか?
-
性別による大きな違いはなく、男女ともに炎症マーカーが改善されます。 一部の研究では、女性がCRPやIL-6の低下幅でやや大きな効果を示した例もありますが、基礎体力やホルモンの差によるわずかな違いにすぎません。どちらでも同等に効果が得られます。
- トレーニング中のサウナ(温冷刺激)は炎症抑制に役立ちますか?
-
温冷刺激(トレ後のサウナ・水風呂)はリカバリーを促し、炎症指標の低下につながる可能性があります。 2022年のレビューでは、温冷交代浴が抗炎症サイトカイン(IL‑10)を増加させ、CRPやTNF‑αを抑制する効果が示唆されています。ただし、強すぎる刺激は逆効果なので注意が必要です。
- 筋トレの時間帯で炎症抑制に違いはありますか?
-
朝でも夜でも、大きな差はありません。 ただし、自分が継続しやすい時間帯を選ぶことが重要です。仕事終わりに軽めに行うか、朝にしっかりエネルギーを使うか、ライフスタイルに合わせることで継続しやすく、結果的に炎症抑制に効果を高めます。
- フォームが悪いと炎症が逆に増えますか?
-
はい、誤ったフォームで強い刺激を無理に与えると、過剰な筋損傷が起きて逆に炎症が増す可能性があります。 特に関節や腱に負担がかかる種目ではフォームを正しく習得することが重要です。最初は専門家や動画で学び、軽重量から始めましょう。
- 休息(休養日)は炎症対策に必要ですか?
-
はい、休息日を設けることで体は炎症で傷ついた筋肉や結合組織を修復し、炎症反応を落ち着かせます。 週2〜3回の筋トレであれば、間に1〜2日の休養を入れると回復が最適化され、慢性炎症を抑える上でも効果的です。
- 筋トレ中にサプリ以外で炎症対策になるものは?
-
カレーに含まれるターメリック(ウコン)や緑茶のカテキンなど、自然の抗炎症成分を食事で取り入れると良いでしょう。 これらは炎症物質を抑える研究データがあり、筋トレ+食事という組み合わせで炎症軽減効果が高まります。
- 筋トレで血管の炎症(動脈硬化)は改善されますか?
-
筋トレは動脈の柔軟性(コンプライアンス)を保つ助けとなり、血管の炎症指標の改善が期待できます。 2020年のレビューでは、筋トレにより血管内皮機能が向上し、CRPやIL‑6の低下も伴ったとの報告があります。高血圧や動脈硬化リスク低減にもつながります。
- 筋トレ歴はどれくらいあると炎症軽減が持続しますか?
-
週2〜3回、最低12週(3ヶ月)継続することで炎症軽減の効果が安定します。 メタ解析では12週以上の介入でCRP・IL‑6・TNF‑αが有意に低下し、4〜8週では効果が限定的でした。継続が鍵なので、まずは3ヶ月を目指しましょう。
その他の質問はこちらから: